さいたま地裁の競売物件は好調である
とりわけ首都圏の40キロ圏内は90%以上が続き、マンションはほとんど売れていると言ってよい。


売却基準価格と落札価格の比率が買い増し率である。売却基準価格は市場価格(公示価格水準)の40%off(6割掛け)になっているから,計算すると、1.67倍を超える入札は市場価格を上回っていることになる。落札した人が転売利益を狙う不動産業者であれば2〜3割の利益を狙うであろう。そうすると買い増し率が1.3倍を上回ると、なかなか利益が確保できないことになる。転売利益を狙う業者だけでなく、投資として考える資産家、自己使用を狙うエンドユーザーらが競売市場に参加していることを意味しているのだろう。                            
                     
埼玉不動産鑑定所