マンション取引の9割は中古物件である。
一般勤労者が購入するのが多い中古マンションは、ローン返済の目途が立たなければ購入ができない。
そのため、中古マンションの平均売買価格は3千万円の壁があるらしい。
一方、新築マンションの購入者は必ずしも自己利用目的とは限らない。
投資用に購入する法人や投資家もいるだろう。
彼らは将来性があると考えれば、数年間空き家としておくのも厭わない。
数年後に、何割か高く売れれば売却益が出るのだから、目先の賃料収入よりも新築としての価値を大事にする。
今売れているのが浦和周辺や和光市、川口市など東京への利便性が高いところだから、東京の物件との比較で売れ行きが決まる。
だから、中古物件の売れ行きが鈍っているのに、新築物件は東京ほどではないが14%の価格上昇が現れたのだ。
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