カテゴリー別アーカイブ: ●マンションの販売状況

埼玉県のマンション事情

マンション取引の9割は中古物件である。
一般勤労者が購入するのが多い中古マンションは、ローン返済の目途が立たなければ購入ができない。
そのため、中古マンションの平均売買価格は3千万円の壁があるらしい。

一方、新築マンションの購入者は必ずしも自己利用目的とは限らない。
投資用に購入する法人や投資家もいるだろう。
彼らは将来性があると考えれば、数年間空き家としておくのも厭わない。
数年後に、何割か高く売れれば売却益が出るのだから、目先の賃料収入よりも新築としての価値を大事にする。
今売れているのが浦和周辺や和光市、川口市など東京への利便性が高いところだから、東京の物件との比較で売れ行きが決まる。
だから、中古物件の売れ行きが鈍っているのに、新築物件は東京ほどではないが14%の価格上昇が現れたのだ。
中古マンション埼玉は3千万円の壁(20250124日経)
新築マンション埼玉+13.8%5542万円(20250125埼玉)

「(有)埼玉不動産鑑定所」は日本でもっとも古い不動産鑑定会社です」
鑑定業者情報(国交省2015登録順)

所沢、本川越よりも人気が集まっている?

東京カンテイの中古マンション売り希望価格を見ると、
1年前よりも所沢は17.3%アップ(144万→169万)なのに対し、本川越は2.6%ダウン(151万→147万)だった。

中古マンション所沢は上昇,本川越は下落(20240924東京カンテイ)

サンプル数が分からないので、何とも言えない。

所沢駅西口の西武鉄道車両工場跡が再開発されていることも、価格上昇の原因かもしれない。

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鑑定業者情報(国交省2015登録順)

「マンション人気は都心集中」が明白に

中古マンション売り出し価格は東京23区だけが前年比プラス。近隣3県は下落を示した。
在庫も東京は減少しているが、近隣3軒は増加している。

中古マンション都外は下落鮮明(20241010日経)

しかも、人気のある「大宮」駅は相場が上がっているが、一駅手前の「さいたま新都心」駅は下落している。
便利なターミナル駅周辺に人気が偏り、郊外は売れ行きが鈍い。

東京の人気が高い、と言っても 
都心6区を購入する高所得層がマンション人気を支えているのだ。
彼らは、自営業や、所得が高い共稼ぎ世帯(DINKS)が多いから、住宅ローンの先高不安もあまり気にしない。何よりある程度の現金を持っているからだ。

一方、郊外物件を購入するのは20~30代の子育て世代が多い。
金利が少し上がるだけでも35年ローンでは巨額になる。

「まだ上がる前の2020年(東京オリンピック)頃に買っておけば良かった」
毎日、都心に通うサラリーマンの嘆きである。
都心まで1時間以上かかるが、埼玉の郊外であれば手頃な物件は多い。
しかも、想定される大震災がくれば、災害は過酷である。東京はあまりに過密だから逃げる術も乏しいだろう

時間と利便性を選ぶか、手ごろな価格と不時の安全を重視するのか 大事な選択。

でも、「自分だけは安全、大丈夫」という「正常性バイアス」が強いのも日本人の特性かもしれない

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川越周辺のマンション販売状況(駅別一覧)

川越周辺のマンション販売状況を調査しました。
みずほ台駅以北はこのところ販売物件がありません。
今回変更したのは、東松山駅の1戸のみです。

マンションの販売状況(~2015年12月)

埼玉県内のマンション販売状況を一覧表にしました

相変わらず、人口集中が続く東京都心のマンションは好調ですが、郊外部の人気は低調。
そのため、埼玉では浦和~大宮 川口、和光などの都心へ通う若者が多い地域、それも徒歩10分以内の物件に限られてきました。

東上線の場合には、前から分譲しているものがほとんどであり、新規物件は出にくくなっています

埼玉県西部地区

埼玉県中央地区

マンションの販売状況(2015年10月)

埼玉県内のマンション販売状況を一覧表にしました

人口集中が続く東京都心のマンションは好調ですが、郊外部の人気は低調。
そのため、埼玉では浦和~大宮 川口、和光など之都心へ通う若者が多い地域、それも徒歩10分以内の物件に限られてきました。

埼玉県西部地区

埼玉県中央地区

川越周辺 新築マンション販売状況(2015年4月)

川越周辺のマンション販売状況を調査しました。

最近のマンション分譲は(2015年春)

最近の埼玉県内のマンション販売状況を一覧表にしました

アベノミクス効果は東京に一極集中、埼玉県のマンション分譲は浦和周辺に偏っています。
埼玉県内マンション分譲件数

埼玉県内マンション分譲単価

2013年以降、東部地区の分譲単価上昇は越谷レイクタウン、吉川南の武蔵野線沿いの分譲によるものです。

一方、西部地区の分譲単価下落は、人気の和光市周辺の物件がなく、志木以北が主になっていることによるものです。

東部地区ーー東武伊勢崎沿線等
中央地区ーー京浜東北、高崎、埼京線等
西部地区ーー東武東上、西武池袋、西武新宿線

埼玉県西部地区

埼玉県中央地区

埼玉県東部地区

埼玉県北部地区

鑑定評価は(有)埼玉不動産鑑定所

川越周辺の新築マンション販売状況(2014年10月)

川越周辺のマンション販売状況を調査しました。

新築マンションの販売状況(2014年9月)

埼玉県内のマンション販売状況を一覧表にしました

東日本大震災後、マンションも都心回帰、さいたま市の浦和、新都心、大宮など、人気の高い地域に偏った供給が続いています。

埼玉県西部地区

埼玉県中央地区

埼玉県東部地区

埼玉県北部地区

鑑定評価は(有)埼玉不動産鑑定所