相続で後悔しないように

将来、家族が相続で悩まないように次の点を注意しましょう。

①相続税が払えなくなるかと不安
②自分がいないと何がどうなっているのか分かる者がいない。
③家族で揉めないだろうか
④家業はどうなるだろうか
⑤そもそも どうしたらよいか分からず、ただ不安

①の人
【相続税がかからないのに心配していませんか】
まずは自分の相続税がどうなるのか、計算をしてみましょう
今のところ、相続税は
5000万円プラス法定相続人の数×1000万円までは非課税です。
さらに、その後累進課税になります。
したがって、法定相続人が妻と子ども2人であれば

5000万円プラス相続人3人×1000万円 =8000万円
8000万円以下であれば相続税を納める必要がありません。Aさんは、妻と二人だけ、子どもはいません。
知り合いの鑑定士に今持っている財産が遺産になったら、と計算してもらいました。
自宅の土地  約3000万円
自宅の建物  約1900万円
預貯金    約2000万円
合計すると6900万円となりました。
「すると、1900万円は課税対象になるのか」Aさんは妻と結婚して25年、
妻に自宅の建物を贈与することにしました。
税法では、20年以上連れ添った配偶者に自宅の建物(土地を含む)を贈与したとき2000万円までは非課税とします。通常の非課税枠110万円を足すと2110万円までが非課税になるのです。
Aさんの場合には、建物の固定資産評価額が1900万円、非課税の2110万円を下回っていますから、全額が非課税となります。さらに、Aさんの財産は自宅の土地と預貯金だけになりますから遺産総額は5000万円ほどになり、相続税の申告義務もなくなります。Aさんのように長年連れ添った配偶者がいるときは、折を見て自宅を贈与することを考えてみるべきです。うまく非課税限度に収まれば、相続税の納税の問題はまずクリアできるのです。

今後、相続のことについてどうすればよいのか、色々手順を考えるためにも
まずは、自分の財産がどのくらいなのか、を近くの鑑定士に調査してもらったらどうでしょうか

鑑定評価は、埼玉不動産鑑定所へ