地価は上昇?

国土交通省が10月1日時点の短期地価動向を発表した。
地価下落地点ゼロに(1129日経)

仲間の情報では、東京都心を中心に、外国人も含めて取引が活発、地価は上昇している。
短期動向調査は、そうした高価格地の状況をあらわしているのだろうか。

私は、このところ地価公示作業のため取引事例の分析をしている。
たしかに、浦和や川越の人気の高い地域では、「ん?」というような高い取引も現れている。
しかし、少し足を伸ばした地域の売り希望事例には、「これまで売れていた取引水準では引き合いもない」、と言う声も聞く
取引がないのだから、良くて横ばい、実際はマイナス傾向、と言う不動産業者も少なくない。

どうも、消費税駆け込み前の活況を呈した昨年末までと、消費税が上がった今年4月以降では景色が違うようだ。
特に都心のベッドタウンでもある埼玉には、アベノミクスの恩恵も乏しい。

東京だけが良くなってきている、と思うのは私だけだろうか。