固定資産税課税の誤りはどれくらい?

固定資産税課税の間違いについて総務省のデータがある。
soumusyou koteimiss

これを見ると、平成21年から23年の3年間に、回答した市町村の内毎年93%、累計では97%の市町村に誤りがあったという。

ほとんどの市町村に何らかのミスがあった。『人間のすることだから、間違いはつきもの』ということだろうか。

もちろん、一人でも、一カ所でもミスがあればカウントされるのだから、納税者全体を調べるべきだろう。
該当したのは、納税者の0.2%。
これを少ない、と見るのか、イヤ500人に一人は間違いだった、多いと言うのだろうか。

次ぎに誤りを正した結果どうなるのか。
土地の場合、増額修正となったのが32% 減額修正となるのが68%

予想通り、多く課税されていたために、修正後は減額修正されるのが多いのだ。

次ぎに、課税誤りはどんなきっかけで発見されるだろうか。

職員が現地調査したときに過年度の課税御簾を見つけるケース
ももちろんあるだろう。
しかし、それよりも、所有者が評価額や納税額を見直し、『?』を問い合わせたことの方が多いのではないか。

またそれをきっかけにして他の誤りも見つかるようだ。

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kuki koteimiss
新座市のケースは、公売後に購入した不動産業者が問い合わせたことから発覚した。

それを契機に見直しをした他市でも見つかったのである。

不動産は所有者によって様々な利用が成されている。毎年変化もするだろう。示化し、市町村職員は所有者の申告を基にしないで固定資産税課税を行っている。
申告制ではなく賦課制であるために、利用の現況を市町村職員が調べなければならない。
そうすると、不動産の利用が変わったときに気づかれないでいると、前の課税方法がそのままになっているのが多く、それが間違いの基である。

あなたの不動産もそうなっていないでしょうか。

家を建てたり、壊したり、あるいは分筆等の登記をした、一部を駐車場にした、等利用の状況が変わったときには前後の固定資産税課税がどうなっているのか、チェックをした方が賢明。

分かりにくいものは専門家にアドバイスをもらう方が良い。

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