全国町家再生交流会in小江戸川越

町家再生交流会に分科会パネラーとして参加しました。

第六回全国町家再生交流会

京都から来られたコーディネーター
金沢、東京谷中、奈良今井町のパネラーたちからのお話は、大変興味深かった。

これまでは子供たちは東京をはじめとした大都市に出て行ってしまい、老人だけが残された。
やがて老人たちも住まなくなり、空き家が増えてしまった。

それが今は違う。

古民家ブームもあるのだろうが、
現代的な生活に慣れた若者には、空調もない、瞬間湯沸かし器もないという不便な生活が耐えられるのだろうか、
と思っていたが、
実際には、外国人も含めて多くの人が賃借、あるいは購入して居住をはじめているらしい。

今、町家は人気があり、投資手段としても注目されているらしい。
それは、京町家だけではない、と言う。

翻って、川越。

空き家ももちろんないわけではない。

しかし、この15年くらい話題になっていたのは、奥に住んでいて表は仕舞た屋になってしまった店舗、
空店舗対策だった。

そのために、新しく起業する人たちを育てていく『夢の市』事業を行ってきた。
中心市街地活性化事業として、国や県の補助金も活用してきた。

その1期生たちは、蔵のマチの中で数人今も活躍している。

分科会で勉強になったのは、
他の地域では、NPO法人を活用してマチの中での事業を外にもPRしていること
今、観光の追い風に乗っている川越では、町中をコーディネートして十年後の街並みに影響力を与える民間法人がない、あるいは弱いと言うことだ。

終わった後、川越市職員の人に声をかけられた。

勉強するだけではなく、行動しなければならない。
そう、感じたのは私だけではない、と思う。