弁護士会館

東京弁護士会の研修会講師に招かれた。

不動産関連の研修会シリーズの第一弾として「最近の不動産競売評価の現状」と題して霞ヶ関の弁護士会館でフルに2時間お話をしてきた。

司法制度改革により司法試験合格者は毎年2千人を超える。そのうち9割以上が弁護士となる。
日本最大の弁護士会、東京弁護士会は会員数6千人を超える。その東京弁護士会に毎年5百人以上加入してくるらしい。地方の弁護士会1会を上回る数の会員が一年で増えていく。就職できない弁護士があふれているというのも当然と言えようか

競売物件の動きを見ると、一昨年9月のリーマンショック以降、09年3月頃までは様子見から売却率も低かった。それが4月以降は売却率が高まっている。
その一方、亀井大臣の主張したモラトリアム法により、一時猶予された債務者は今、競売物件とはなっていない。物件が少なくなってきているのに、入札が多く、川越でも30本を超えるものが現れている。
安い物件だけに人気が集中しているのが不動産市場なのだろう。
今回の研修会講演は、後日、弁護士会から出版されるらしい。また、インターネット回線を通じて、会員事務所でも受講できるとして、固定カメラも置かれていた。どんな風に写っているのか不安もいっぱいだが、弁護士さんに鑑定士のことが少しでも理解されるのであればうれしい限りだ。

鑑定評価は(有)埼玉不動産鑑定所へ