家族が徘徊を始めると--

年齢とともに、赤ちゃんと同じようになってしまうのが残念ですが現実。
それでも赤ちゃんより手がかかるのが徘徊をしてしまうお年寄り。

そのお年寄りが起こす問題の中で、一番大きなものが現れました。
徘徊老人の鉄道人身事故補償

朝日新聞(2013/9/27)によると、
認知症の91歳の男性が、線路に入り列車にはねられて亡くなった。
同居の家族は妻だけ。悲しみにうちひしがれているところに、JR東海から損害720万円の請求が来た。
話し合いはまとまらず、裁判に。名古屋地裁はJR東海の請求を認めた。
請求は、同居していた妻だけではなく、面倒を見るべき長男にも及んだ。

同じようなことは東武東上線川越駅でもあった。

そのことは、ここでも取り上げている

川越駅は運行本数のそれほどない私鉄沿線。それに引き替えJRは長距離に及ぶ東海道線。
上下線20本が2時間ほど遅れたらしい。
振り替え輸送の費用など、影響が大きかったらしい。

徘徊を予想される老人の家族は、
当人の住む家の施錠をしっかりしておかないといけないし、
日頃のケアとサポート体制が必要だろう。

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